高齢者の食事に関する日本とスウェーデンの共同研究

Start

 多くの高齢者は加齢とともに食が細くなり、虚弱(フレイル)になっていきます。GoIndependentは、エネルギーと栄養価が高い食品を提供するという共通の目的の下、日本側が噛み応えのある食品をスウェーデン側がやわらかく飲み込みやすい食品を開発するプロジェクトを結成しました。

 藤田保健衛生大学
教授 歯学博士
松尾 浩一郎

 RISE Agrifood and Bioscience
Gothenburg, Sweden
Mats Stading

日本とスウェーデンの協同研究 革新的な食品技術システムの構築 栄養価の高い食品の提供

Background

 日本は世界の中で最も高齢化が進んでおり、2016年の65歳以上の高齢化率は約27%になり、2025年には30%に達すると予想されています。また、スウェーデンでも高齢化が進んでおり、2020年に高齢化率は20%に達するとされています。
 加齢に伴う虚弱(フレイル)は、高齢者の自立生活や社会参加に大きな影響を及ぼします。虚弱は、食事量が減少し、十分なエネルギーや栄養素が摂取できなくなることで引き起こされます。これは、「加齢による食欲不振」と呼ばれ、低栄養を招き、体重減少、虚弱、最終的には入院、身体障害、死亡に繋がります。加齢による食欲不振は、味やにおいの感覚障害、咀嚼や嚥下の障害が一因 とされています。

Aim

 本プロジェクトの目的は、日本とスウェーデンの活動を融合し、高齢者の食欲不振とフレイルを軽減するための食品、技術、流通システムを開発し、高齢者の自立と社会参加を促すことです。日本とスウェーデンのチームは、研究開発者と食品メーカー、エンドユーザーで構成されます。エンドユーザーには、高エネルギー、高栄養で、噛みやすく、安全に飲み込め、高齢者の味覚に合った食品や、提供サービスに関するデータ収集および、新たなアイデア出しに参加いただきます。 日本チームは口腔期、スウェーデンチームは嚥下に焦点を当て研究を進めますが、お互いに情報共有し、アドバイスしていきます。参加企業が先行研究および新しい知見を実装し、エンドユーザーが実現の可能性を評価します。

Participants

 日本チームは、摂食嚥下障害領域を専門とする藤田保健衛生大学を研究の中核とし、咀嚼領域を専門とする松本歯科大学、摂食嚥下障害をもつ方のための食品等を提供する株式会社フードケアから構成されます。
 スウェーデンチームは、国家研究機関であるRISE(Research Institutes of Sweden)、嚥下障害者用食品の製造販売会社Findus Special Foodsと、介護施設での嚥下調整食の提供に多くの実績をもつHelsingborgs Kommunで構成されています。
藤田保健衛生大学
松本歯科大学
 株式会社フードケア

 

 

Contacts

お問い合わせ先

藤田保健衛生大学

松尾浩一郎
kmatsuo@fujita-hu.ac.jp
+81-56-293-9097
愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1−98

松本歯科大学

増田裕次
masuday@po.mdu.ac.jp
+81-26-351-2231
長野県塩尻市広丘郷原1780

開発部 部長 小川康一
k-ogawa@food-care.co.jp
+81-42-700-0555
神奈川県相模原市緑区橋本4-19-16OMGビル

RISE Research Institutes of Sweden, Agrifood and Bioscience
Mats Stading, Gothenburg
mats.stading@sp.se
+46 (0)10-516 66 37 

Findus Special Foods
mikael.nilsson@se.findus.com

Helsingborgs Kommun – Jenny Håkansson, Vård- och omsorgsförvaltningen,
Helsingborg
jenny.hakansson@helsingborg.se